そろそろ夏の便りの届くころ。
小満とは
二十四節気・八番目の季節「小満」。「立春」から数えると、八番目に巡ってくるのが、この「小満」です。
小さく満たすと書いて、「しょうまん」と読みます。
「二十四節気」とは、古くは中国で生まれたものです。この独特の言い回しもその名残りなのです。
この小満とは「満足」というより「安心」などという意味合いです。
小満の持つ意味とは
「小満」のあらわす「小さい」「安心」とは、どういう理由なのでしょうか。
小満の季節というのは、農作物にとってひとつの区切りでもあるのです。
なぜなら、小満は何事もなければ秋に蒔いた種が実をつけるころ。
田畑を耕して生活していた人々にとっては、無事にここを迎えることができれば、「一安心する」ころになるのです。
また、「小満」のころは『気候が落ち着き、生命が成長し満ち満ちていく』時期。
草木が繁り、あらゆる生命が成長していくころ、ということから「小満」といわれるようになったともいわれます。
小満の期間は
「小満」の期間は、たいてい5月20日〜6月4日です。
2021年の「小満」は5月21日〜6月4日です。
あっという間に、1年も半分を迎えるころになってきました。