あたたかい日も、増えはじめるころ。
春分とは
二十四節気・四番目の季節「春分」
「立春」から数えると、四番目に巡ってくるのがこの「春分」です。
春のくくりの真ん中に位置し、「春分の日」は、日本の祝日の一つでもあります。
春分は「夏至」・「秋分」・「冬至」の4つで「二至二分(にしにぶん)」となり、四立(しりゅう)と合わせて八節(はっせつ)に含まれます。
春分の持つ意味とは
「春分」は、一日の日の長さがほぼ同じになるころ。「分」はそのことをあらわしています。
「春分」は、春のお彼岸の期間中にあります。
「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がありますが、「春分」になると暖かい日もだいぶ増えてきます。
春分の日が祝日のわけ
なぜ、「春分」の日は国民の祝日なのでしょうか。
もともと、「春分」の日には宮中行事「春季皇霊祭」が行われていました。
昭和23年(西暦1948年)戦後GHQの政策に基づき、そのお祭りは「自然を讃え、生物を慈しむ日」として国民の祝日となったのです。
春分の期間は
「春分」の期間は、たいてい3月20日~4月3日です。
2021年の「春分」は3月20日~4月3日となっています。
春分の季節には
春分には、菜の花が開花するなど春らしい日和が増える一方、
春を知らせる「春雷」といわれる雷が鳴り響くころでもあります。
俳句の季語にも使われますが、その音は夏の夕立の時に聞こえるような激しい音ではないようです。