春のめざめを、感じるころ。
啓蟄とは
二十四節気・三番目の季節「啓蟄」。立春から数えて、三番目にあたるのが、この「啓蟄」です。
「けいちつ」と、よみます。
啓蟄の持つ意味とは
漢字に注目すると…。
「啓」は「ひらく」
「蟄」は「地中に隠れている虫」という意味を持っています。
「土の中で眠っていた虫たちも起きだすころ」ということを、この「啓蟄」は表しています。
ただ、「蟄」の虫は昆虫ではなく、足がいっぱいあるもぞもぞ動く虫のイメージ。
土の中で羽化する春を待つ、芋虫や幼虫といったところでしょうか。
啓蟄の期間は
「啓蟄」の期間は、たいてい3月5日~3月19日ころの3月初めから半ばに差し掛かるころまでです。
2021年の「啓蟄」は、3月5日~3月19日です。
だんだん春めいて、ポカポカ陽気の日も増えてきますね。
「春眠暁を覚えず」はひとだけでしょうか。
啓蟄の季節には
啓蟄には、桃の花が咲き始めたり、土筆(つくし)が生え出したりします。
味覚も春らしさを感じるものが多く出回り始めます。